こんにちは、わら太(@warata_life)です。
中国輸入をしていく上で「違法なことしてないかな?大丈夫かな?」と不安を感じていませんか?
実は、この記事で紹介する「中国輸入転売で初心者が犯しがちな違法事例」を読んでいただくと、だれでも違法なことをせず、健全に中国輸入転売ができるようになります。
なぜなら、中国輸入転売で違法になりがちなケースは決まっていて、基本知識とどうすればよいのかがわかってしまえば大丈夫だからです。
この記事では、中国輸入転売で違法になる2ケースを紹介して、初心者の方はどのようにすればよいのかもご紹介します。
記事を読み終えると、今後中国輸入をしていく上で「違法じゃないかな?」と悩むことはなくなり、初心者の方もばっちり中国輸入転売のスタートを切れるようになりますよ。
目次
中国輸入転売の初心者が気づかずに違法になる原因
中国輸入転売の初心者がやりがちな違法行為は、次の2種類です。
<中国輸入転売でよくみる違法行為2つ>
- 関税の支払漏れによる脱税行為
⇒必要な知識:個人輸入と小口輸入 - 法律違反の商品の仕入れ行為
⇒必要な知識:輸入の規制ルール
実際のところ、中国輸入転売は初心者の方でも始めやすいビジネスのため、知識が足らないままうっかり違法行為をしていたということが散見されます。
知らなかったではすまされませんので、しっかり必要になることは学んでいきましょう。
中国輸入の必須知識:個人輸入と小口輸入
輸入全般に関わりますが、商品の購入目的によって、個人輸入と小口輸入の2つに分けられます。
・個人輸入:個人の利用目的で商品を輸入すること
・小口輸入:事業目的で商品を輸入すること
では、中国輸入転売をする際はどちらが該当するのでしょうか?
個人転売は小さな規模感のビジネスだと考えて個人輸入でOKでしょうか?
実際のところ、中国輸入転売は商品を売るという事業的な目的がありますので、規模によらず小口輸入の取り扱いとなります。
関税の支払漏れと脱税
個人輸入と小口輸入をわかっていないと違法行為になる理由としては、気づかないうちに脱税することになることがあげられます。
というのも、個人輸入は関税が安くなる特別な制度があって、個人輸入と小口輸入では支払う関税額に差額が生じてしまうからです。
したがって、中国輸入転売の商品を仕入れた時に、納めるべき関税額を満たしておらず気づかないうちに脱税することになります。
ただし、個人目的で使う予定で中国から輸入したものの使用しなくなった場合には、個人輸入からの不要品販売となるので気にしなくて大丈夫です。
対策:うっかり脱税を防ぐための注意点
個人輸入か小口輸入かを判断するのは税関の職員のため、商用目的であっても個人輸入と見なさされる場合があります。
というのも、1度の取引件数が少ない場合、職員が個人輸入とみなして税関を通すことがあるからです。
例えば1度にスマホケースを3つ仕入れたなどであれば、「個数も少ないし、個人利用だろう」という感じで個人輸入あつかいになる具合です。
健全に運営していきたいのであれば、電話で管轄の税関に電話して、関税の支払い漏れがないか確認し、基本的に自宅の住所宛の荷物は小口輸入として取りあつかってもらいたいことを伝えておきましょう。
関税を支払うタイミングと方法
輸入をしたことない方だと、関税っていつどうやって払うんだろうと不安になることもありますが、下記の通りです。
<関税を支払う方法とタイミング>
・タイミング:荷物を受けとるとき
・方法:配達員の方に現金で支払う(クレジットカード使えません)
着払い郵便のように、商品を受けとるときに配達員さんにお金を払えばOKです。
荷物とあわせて、下記画像のような納税の領収証書をもらいますので、なくさないように保管しておきましょう。
中国輸入転売で仕入れてはいけない商品
さて、中国輸入転売でうっかり違法をしないために必要な知識の2つ目は、「仕入れてはいけない商品」を知ることです。
なぜなら、輸入商材によっては法律で国内へ持ち込むことが禁止されているものもあるからです。
実際のところ、転売をしている中でこれもだめだったんだと気づくこともあるんですが、最低限の知識を身につけておくことでリスクを回避することができますよ。
具体的に、仕入れてはいけない商品は下記の2パターンがあります。
①違法になるもの:法律で規制されているもの
②違法にならないもの:販売予定先のプラットフォームで売れないもの
では、順番に見ていきましょう。
法律的に仕入れてはいけない商品
法律で規制されているために、仕入れてはいけない商品は下記の通りです。
<関税法で輸入が禁止されているもの>
麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚せい剤、あへん吸煙具
指定薬物(医療等の用途に供するために輸入するものを除く。)
けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品
爆発物
火薬類
化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
児童ポルノ
特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品
(輸出入禁止・規制品目)
これでばっちりです!とはなりませんよね。。。
ぼくも中国輸入転売をはじめた時に、「いやいや、これじゃわからんし」、「そもそも仕入れないよ!って商品ばかり」があるなって感じました。笑
実際に中国輸入転売で大切なのは、上記の関税法NG商品に加えて、関税法以外で輸入規制がかかっているものなんです。
ここが盲点!関税法以外で規制されている商品
個人輸入と見なされるとあっさり仕入れられたりするので、仕入れてから気づくものもあるんです。(仕入れられたからといって、売っちゃだめですよ?)
■初心者要注意の商材■
- 食品衛生法(口に入るもの):お皿やフォークなどの食器類、乳幼児用おもちゃなど
- 知的財産権侵害:ブランド商品(中国の安価なハイブランド商品は偽物のことも多いので仕入れない方が無難)
- 医薬品医療機器等法:化粧品や一部のマッサージ器、タトゥーマシンなど
- 電波法:ワイヤレスヘッドフォンなど(微弱無線局の規定を満たす必要あり)
- 銃砲刀剣類所持等取締法:サバゲ―用のミリタリーナイフなど(刃渡りなどで刀剣類に該当しないか要注意)
- 消費生活用製品安全法 (PSCマーク):乳幼児用ベッド、ヘルメット、登山用ロープなど
■あまり仕入れ商材になりえないが予備知識として■
植物防疫法(いねもみなど)、家畜伝染病予防法(ソーセージなど)、ワシントン条約(希少生物)
誰かが仕入れていたから、Amazonに商品ページがあったからなどの言い訳は通じません。
フリマ販売ではあまり聞きませんんが、Amazonやヤフーショッピング運営などのショップレベルでは、経済産業省製品安全課や自治体の薬務課などの行政から直接連絡がきた知り合いもいます。
中国輸入転売に慣れつつ、少しずつ知識をつけていくことも大切ですね。
販売先で売れないから仕入れてはいけない商品
続いて、違法ではありませんが、販売先で売れないから仕入れてはいけない商品です。
というのも、売ることができないのでまるっと損してしまうからです。苦笑
例えば、ヤフオクでは「性的に興奮をあおるもの」は販売できないのですが、すごくセクシーなランジェリーで商品ページを削除された知り合いがいました。
まずは、販売予定先の利用規約を読んでみて、販売できないものを知ることも大切ですね。
もしも、販売予定先のプラットフォームで売れないものを仕入れてしまった場合には、他のプラットフォームでは売れる場所があるかを探してみてくださいね。
初心者が安心して仕入れやすい商品
ぼくが初心者の方におすすめするのは、下記の通りですね。
・スマホ関連のグッズ
(よく売れます。小さいので送料も安く、利益がでやすいです)
・かんたんな筋トレグッズ
(ヨガリングなどよくみかけます。)
というのも、上記規制に引っかからないですし、売り方のコツをつかんでいない初心者の方でも売りやすいからです。
ネット物販で忘れがちだけど大切なことの1つは、転売では販売した先にはお客さんがいることです。
かんたんに儲けられるからといって、違法なものを取りあつかっていると、お客さんに迷惑をかけることにつながるのではないでしょうか?
まとめ
この記事では、中国輸入転売で違法になるケースについて解説しました。
大切な点をまとめさせていただきます。
1つ目:脱税(個人輸入と小口輸入を知りましょう)
2つ目:違法商材の販売(仕入れてはいけない商材を知りましょう)
上記を踏まえた上で、初心者の方が始めるべきなのは、小口輸入でアパレル用品などを仕入れてみることですね。
少し学ぶ量が量が多かったかもしれませんが、「少しずつでも良いので繰り返し学んでみる」ことが重要です。
転売は仕組み自体はかんたんですが、適当にやってOKというわけではありません。
下記記事も中国輸入転売の初心者の方におすすめですので是非ご覧くださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。